オタクと呼ばれる人が、私は個人的に好きだ。
私自身に共通した要素があることも理由のひとつだが、最大の理由は、オタクは「自分が好きなこと」と「他の人が好きなこと」を天秤にかけないからだ。
近年は多くの親が子供に「好きなことをやりなさい」と言う。しかし実際は、親の「好き」の範囲でなければ認められない。つまり子供の好きなことではなく、親の好きなことなら何でもいいだけ。
自分の心に正直に、忠実に生きることは容易ではない。常識、他人の目、世間体、前例など、黙って従えとプレッシャーをかけてくる。30歳は30歳らしく、男は男らしく、親は親らしく等々、すべてを「~らしく」という決まった形に当てはめようとするプレッシャー。
本当に「自分らしく」生きることは、とてもむずかしい。でもオタクは少なくとも、自分が心から愛することを明確にわかっている。
普通でいたいと願い、こだわりもなく、他人に協調することにばかり気を取られて生きるよりも、たとえ世間から揶揄されようが、自分に忠実に生きる姿勢を崩さないオタクの生き方にこそ、人間としての魅力を感じる。
ソウイウモノニ、ワタシハナリタイ
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2011年2月28日月曜日
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コメントありがとうございます。
みんなでいろいろなことを、それぞれが違った視点で考えていきましょう!