2011年2月4日金曜日

変化の兆し


ある中国人の男性(33)が、覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)で逮捕された。そして東京地方裁判所は1月24日、裁判員裁判で無罪を言い渡した。


正式には2月7日に決定するのだが、判決について東京地検は控訴しないことを検討しているらしい。これによって、裁判員裁判が始まって以来、初の全面無罪判決となる見通しとなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110202-00000010-mai-soci


一見、なんとなくスルーしてしまいがちなニュースだが、この判決は非常に重要な意味があるといえるだろう。


以前「裁判員裁判の是非」でも書いたが、これまで検察が起訴した裁判の有罪確定率は99.9%である。つまり検察が実質上、裁判官の役目をしているということだ。


今回のような全面無罪判決が決定することによって、歪んだシステムが少しづつでも是正されているような気がする。





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