個性が大事と、皆もうなずく
やりたいことを探し、旅に出る者もいる
街にはモノがあふれ
人生の選択肢は無限大にあるかのようだ
でもぼくは混乱している
選択肢が多いからではない
個性とともに協調性を求められ
やりたいことも、常識を超えてはいけない
ぼくに許されるのは
すでにあるものを消費するだけ
結局ぼくの自由とは
常識と、前例と、世間体と
年齢と、性別に相応という縛りのなかで
人に迷惑にならないように
周りに気をつかいながら
かすかに残ったぼくの残がいを拾うだけ
ぼくの心は知っている
ぼくがぼくであるために
ぼくの心を解放するには
好きなことは好き、嫌いなことは嫌いと
堂々と宣言することだ
いくら常識外れと言われても
どれだけ人と違い
どれほどワガママと非難されようが
たとえ年不相応と呼ばれ
男らしくなくても
自分にだけは正直でありたい
ぼくがぼくでいるための
それが最後の砦(とりで)なのだから
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コメントありがとうございます。
みんなでいろいろなことを、それぞれが違った視点で考えていきましょう!