『幸福途上国ニッポン』を出版してから、「幸せ」をキーワードにいろいろと活動している人たちとの交流が増えてきている。
高校時代の同級生から、「会社幸福論というのをやってる後輩がいるから、是非紹介したい」と連絡をもらい、出会ったのが、ライフスタイルプロデュースの荻野淳也さん。
荻野さんは現在、表参道アカデミーにて「会社幸福論 ~幸せな会社とは~」という講座を主催している。先日は、「いい会社に投資する」ことで最近話題になっている鎌倉投信の鎌田恭幸さんをゲストに迎えた日に参加した。
鎌田さんも以前は外資系金融で働いていたので、鎌倉投信の取り組みは非常に共感できる。そして私とは共通の友人も沢山いる。
金融という、カネだけを追求する世界に一石を投じるために、カネではなく「いい会社」へ投資する鎌倉投信を鎌田さんが立ち上げたのは、わずか一年ほど前の話だ。ハイリスク、ハイリターンではなく、300年社会に貢献する企業を支援するために長期投資をしている。
(鎌田さんの著書:『外資金融では出会えなかった日本でいちばん投資したい会社』)
重要なのは、やはり「なんのために会社があるのか」と考えることだろう。究極的には、働く社員、取引先、そして関係するひとすべての「幸せ」があるのではないだろうか。生き残ることだけでは不十分だろう。個人の人生でも、ただ生き残るだけでは不十分であるように。
先月哲学カフェで出会った和田さんは、生きるアシストというサイトを運営している。「今日よりも明日の日本が、誰にとっても生きやすい社会の実現を目指し、命について、みんなで考えて、集まり繋がることで、ひとつの命に寄り添い、支え合うこと」を目的としている。
要するに、幸せな社会をつくっていこう、という活動である。
そして先日、私はこのサイトのブレーントラスト顧問に就任することとなった。
(詳しくは、また後日に書きます)
先々月は、フェイスブックで「GNH幸せ研究会」というページを発見した。『幸福途上国ニッポン』が紹介されていたからだ。ページを作成した長尾吉彦さんは多岐にわたる活動をされており、先日は、幸福途上国ニッポンの勉強会を開催していただいた。著者としては非常にありがたい。違った世代の魅力的な人たちに集まっていただき、いろいろなお話をすることができた。
ちなみに勉強会が開催された場所は、四谷にある喫茶茶会記。住宅地の中で、それも舗装されていない道の奥にあるので、目指して行かないと絶対に見つからないような超穴場。
ここは文化サロンとして、いろいろなイベントが開催されている。民家を改造した、こじんまりとした店内にはアンティーク家具が無造作に置いてあり、雰囲気は満点だ。(写真はHPより転用)
参加していただいた人たちとの一枚。
今回ここに書いたのは、私が最近出会った「幸せつながり」の人たちのほんの一部に過ぎないが、これからもどんどん「幸せつながり」の輪が広がっていくだろうと思っている。
何のために生きているのか
何のために社会があるのか
政治は何のためにあるのか
これらの答えに「個人の幸せ」を無視することはできない。
少なくとも、そう考えるひとが世の中には沢山いることは間違いない。
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2011年9月4日日曜日
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ご丁寧な紹介をいただき恐縮です。
返信削除生きるアシストの和田さんともFBでつながり、いろいろ情報交換させていただいております。
9月9日のぞろ目の会に参加されるとのことで、お会いできるのを楽しみにしております。
先日の勉強会以降も「幸せ」についての今後の構想が頭から離れず、最近、進めていきたい方向性について確信のような目的・目標に到達しました。
ぞろ目の会でも概要お話しいたしますが、別途、ゆっくりご相談させて頂きたいと思っています。
よろしくお願いいたします。